日本Cardwave杂志:银联闪付登陆日本,轻轻一挥便可安全便捷支付
2018-03-01

  日本行业类杂志Cardwave近期发布2篇文章,分别为《误解:银联卡=必须输密码》及《银联闪付登陆日本,轻轻一挥便可安全便捷支付》。文章从银联卡在全球及日本市场加速芯片化迁移的角度切入,阐述了非接触式的银联闪付受理能为商户和持卡人带来的安全及效率优势。
 
  文章介绍,与中国境内通行的银联纯芯片卡不同,日本及其他境外市场更适宜推进芯片磁条复合卡。受理银联卡并引入免密免签支付服务是商户的上佳选择。文章提出,更高效的非接支付受理应当和芯片化迁移同步进行。日本大多数POS终端在技术上能方便地改造支持银联IC卡闪付及银联手机闪付,在银座东急广场已经率先开通。文章还介绍了在访日中国游客中迅速普及的“云闪付”APP,在银联手机闪付以外还支持银联二维码支付等功能。

  原文如下:

銀聯カードを理解する③
QuickPass、ついに日本上陸!
「タッチするだけ」銀聯クレジットカードで決済可能に
 
2017年12月、東急プラザ銀座で日本初となる銀聯の非接触IC決済「QuickPass」の取り扱いが始まった。『銀聯カードを理解する』の第3回は、世界の銀聯加盟店における銀聯非接触IC決済対応について解説する。
 
■非接触IC搭載銀聯カードはすでに30億枚以上

 銀聯カードの非接触IC対応は進んでおり、すでに世界中で非接触IC搭載銀聯カードは30億枚以上発行されている。また、加盟店側の対応も全世界で1,000万台のPOS端末で利用可能であり、海外では、香港、マカオ、台湾、日本、シンガポール、オーストラリア、アラブ首長国連邦、ロシア、ギリシャなどの国と地域でも拡大している。

 日本では非接触IC決済といえば交通系ICカードやiD、QUICPay、楽天Edyなどの電子マネーが中心。一方、海外では国際ブランドのクレジットカードやデビットカードの非接触IC決済が普及している。国際ブランドの非接触IC決済が日本であまり浸透していないのは、それらのデータ通信方式の違いによるものと言われている。日本の非接触IC決済を牽引してきたSuicaを含む電子マネーが採用している通信方式は「FeliCa」で、国際ブランドの「Type A/B」とは異なる。日本ではFeliCa対応の決済サービスがすでに広く普及しているため、TypeA/B決済への対応は遅れているのが実情だ。

 TypeA/B対応の非接触IC決済であるQuickPassの日本でのサービス開始は、この状況に風穴をあけるきっかけになるかもしれない。銀聯では訪日中国人が増える春節前後をターゲットに、銀座東急プラザで1万円以上のQuickPass利用で2,000円の商品券を進呈するキャンペーンを実施し、利用促進を図っている。
 
■接触ICと一緒に進めるべき非接触IC対応

 政府は2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会開催に向け、クレジットカードの利用環境整備を国の重要課題と位置付けている。クレジットカード取引に関わる幅広い事業者および行政が参画して組織された「クレジット取引セキュリティ対策協議会」(以下「協議会」)により、国際水準のセキュリティ環境を目指し、『クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画』(以下『実行計画』)が発表された。他国に比べて日本で遅れているクレジットカード決済端末のIC(EMV®)対応は、重点課題の一つである。実行計画では、偽造カードの使用防止のために、2020年3月までに全ての加盟店におけるIC対応を求めている。

 IC決済の導入時に懸念されるのが、決済オペレーションの所要時間だ。米ウォルマートのデータによると、接触型IC取引(ICカード挿入)ではPIN入力も含めた決済の所要時間が平均16秒程度かかるという。多くのPOS加盟店で利用している従来の磁気ストライプ決済は平均2秒程度なので、およそ接触型ICカード決済所要時間の1/8である。この決済における所要時間の問題がスーパーやコンビニなど、レジ待ち時間の短縮を重視する業種で接触型ICカード決済が受け入れられにくい理由の一つとなっている。

 しかし、POS加盟店の非接触IC決済対応することで事情は一変する。読み取りは店員がクレジットカードを受け取る必要もなく、消費者が自らカード決済端末に「かざす」だけで済むため、磁気ストライプ決済よりもむしろ早くなるはずだ。国内発行のクレジットカードは2020年までに100%IC対応を目指しており、TypeA/Bの非接触IC搭載カードもその時期には普及していることが予想される。また今後、非接触IC決済を利用する訪日外国人も増え続けるだろう。従って、カード決済端末のIC対応は、接触と非接触を併せて考えることが必要である。協議会でも国内の非接触IC決済対応ニーズを想定して、2017年11月に改訂した『ICカード対応POSガイドライン』では、非接触IC取引についての記載を追加した。
 
■主要メーカーのカード決済端末はQuickPassを含めた非接触EMV®カーネルに対応済み

 IC決済を普及させるには、加盟店端末のIC対応が必要になる。現状、百貨店やスーパーなどの大手小売加盟店では、POS内蔵型の磁気ストライプリーダーによって、クレジットカードを決済することが多い。この仕組みは、POSシステムによってクレジットカードと一体化したポイントカードによる割引など、きめ細かな顧客サービスを実現できる一方で、POS加盟店のIC対応が遅れる要因でもあった。

 『実行計画』ではPOS加盟店のIC対応に向け、POS機能とカード決済機能を分離することを前提としたインターフェースの標準化などの環境整備を行っている。分離した決済端末が、ICカードの国際標準であるEMV®や、PINを入力する機器のセキュリティ基準であるPCI PTSの認定を受けていれば、加盟店は個別に認定取得をする必要がない。仮にPOS端末とカード決済機能を一体化するために加盟店側でこれらの認定取得を個別対応した場合は、膨大な時間と費用を要する。従って、POS加盟店ではIC対応をきっかけに、カード決済端末の外付け化が進むと予想されている。

 国内外主要メーカーのICカード決済端末は、ハードウェア上でType A/B、FeliCaの三つの通信方式に対応している。今後、非接触EMV®カーネルに対応すると同時に、銀聯の非接触EMV®カーネルにも対応すれば、QuickPassを受け入れる決済環境が整うことになる。

■「Mobile QuickPass」も利用が可能に
 非接触決済の大きなメリットは利便性だ。他の国際ブランドと同様、銀聯クレジットカードによる非接触決済を利用する際に、一定金額(10,000円)以下の利用は本人認証を不要としている。つまり消費者から見れば、少額のクレジットカード決済は、電子マネーと同じ操作で可能となり、利便性は飛躍的に高まる。銀聯デビットカードの非接触決済はオンラインPINが必要なる。それに対して、銀聯は各イシュア(カード発行機関)にカードホルダーがデビットカードで非接触決済を利用する際に、一定金額以下の少額取引はPINレスとサインレス認めるよう提案している。

 特に注目したいのは、非接触決済が非常に簡単で便利にもかかわらず、接触型(ICカード挿入)決済より更に厳しい安全措置、すなわちトークン技術を利用しているため、決済の安全性を保障できるということである。

 全世界で発行されている銀聯カード約63億枚のうち、約30億枚が非接触搭載ICカードである。銀聯は2015年1月以降発行したICカードの全てが接触と非接触の両方を搭載しているので、それ以前に発行したクレジットカードも有効期限ごとの更新でQuickPassに対応する。つまり、あと数年以内には、ほぼ全ての銀聯クレジットカードがQuickPass対応となるわけだ。より多くの訪日外国人観光客は非接触決済の利用に慣れつつある。訪日外国人が少額決済でカードを利用したいと思う機会は、スーパー、コンビニ、飲食店、タクシーなど意外に多い。そうした加盟店は、QuickPassクレジットカードに対応することでユーザーの利便性を高めることが期待できる。

 非接触IC決済対応で便利になるのが、スマートフォンで利用できるモバイルNFC決済が利用可能になることだ。Apple Pay、Samsung Payなどの決済アプリを通して、スマートフォンをかざしてあらかじめ登録した銀聯クレジットカード/デビットカードによる決済が可能になった。10,000円以下のクレジットカード利用の場合、本人認証はスマートフォン側で指紋や顔などの生体認証を行う。高額のクレジットカード決済やデビットカードの場合は生体認証に加えてさらにPIN入力により二重の本人認証を行うため、安心して利用できる。

 2017年12月には、30以上の銀行や決済機構と共同で開発した中国の銀行業界向け統一アプリ「Mobile QuickPass(雲閃付)」を発表。非接触IC決済だけでなくQRコード決済、個人間送金、銀行残高照会、クレジットカード明細照会、公共料金支払いなど、日常のありとあらゆる銀行口座と決済に関連したサービスが集約された。銀聯のデータによれば、導入初月でこのアプリの利用者数は、前身の「UnionPay(銀聯)Wallet」アプリに比べて約67%増加。また実際の利用者数は1日平均約150.8%増、アプリの取扱高は1日平均約179.3%増と急速な拡大を見せている。

 実際のところ、加盟店側は銀聯の非接触IC決済に対応しさえすれば、Mobile QuickPassも使用できる。次回は、訪日中国人の間で急速に広がるMobile QuickPassと、QRコード決済など新たな決済への銀聯の取り組みを解説する。




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